本講座は2024年4月から始まる新講座です。
聖書を構成する資料の中でも最大の分量を誇る祭司文書である「レビ記」を現代フランス哲学の視点から読み解きつつ、『聖書』誕生という人類最大の謎に迫ります。
講 師 : 松丸 和弘 (まつまる かずひろ)先生
(東京都立大学・大妻女子大学非常勤講師)
開催日 : 原則 第1土曜日(8月、2月は休み) 時 間 : 午前10時~12時 場 所 : 調布市文化会館たづくり等
講師のご紹介
1968年東京小岩生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京都立大学院博士課程単位取得満期退学。
エマニュエル・レヴィナスを中心として現代フランス哲学およびユダヤ思想史を研究。現在、東京都立大学、大妻女子大学非常勤講師。2013年から、アカデミー愛とぴあ講師を務める。これまでに、
『マルク・シャガール——旧約と新約のはざまで』(~2016年)、
『ユダヤの泉「ユダヤの歴史と文化」改題——旧新約聖書の背景』(~2022年3月)を講義。現在、
『聖書と哲学——モーセ五書を読む』を講義中(2022年4月から。『創世記を読む』~2023年3月、
『出エジプト記を読む』~2024年3月)。
論文等
「神の『名』の現象学——エマニュエル・レヴィナスの初期論考群による<顔>の観念の形成と<異教>との相関関係について」(修論)。「E・レヴィナス文献目録」(岩波書店『思想』)。「レヴィナスとアーレント——境界神テルミヌスを巡って——」(「『ユダヤ性』の発見——大革命から今日にいたるフランス文学・思想のなかのユダヤ——」所収)。「レヴィナスとギリシアの遺産——幸福bonheurの概念をめぐって」(「ペディラヴィウム——ヘブライズムとヘレニズム研究」第59号)など。
主な訳業
E・レヴィナス「他性と超越」(共訳、法政大学出版社)。J・クリステヴァ「プルーストと知覚しうる時」、V・ジャンケレヴィッチ「ユダヤ意識と矛盾」、J・デリダ「この狂った『真実』——友愛という正しき名」、J・タミニョー「行動の現象学者たちと複数性」(それぞれ雑誌『現代思想』掲載)など。
会員 22名 (2024年1月現在)
今後の日程・内容
第1回 | 4月6日 | レビ記——資料と構成 = オープンサークル |
第2回 | 5月11日* | 祭司——栄光と悲惨 |
第3回 | 6月1日 | 汚れ——聖潔と不浄 |
第4回 | 7月6日 | 贖罪日——生贄と身代り |
第5回 | 9月14日* | 血——生命と媒介 |
第6回 | 10月5日 | 性——自然と幻想 |
第7回 | 11月2日 | 聖なる者——愛と戒律 |
第8回 | 12月7日 | 死刑——罪と罰 |
第9回 | 1月11日* | ヨベルの年——労働と安息 |
第10回 | 3月1日 | 祝福——神と民 |
*:第一土曜午前ではありません。
諸般事情により、日程・内容が変更になる場合がありますのでご了承ください。
最新情報は、毎月の愛とぴあ会報、行事表を参照ください。
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電話 042-441-6328
受付時間 9:00~16:00
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