森鴎外のある面は少女党です。彼の実質的デビュー作の『舞姫』をはじめとするドイツ三部作は全て、純な少女が社会の非人間的な恋と結婚のルールに抵抗して息絶える悲劇を描いています。
鴎外と親密な関係を結ぶ与謝野晶子は、彼と互いに影響を受け合い、明治時代に戦争に反旗をひるがえす<少女>の詩を樹立しました。
実は晶子とほぼ同い年の永井荷風も、平和を愛する少女党です。
恋する〈少女〉を盾とし、戦いの世紀に否を唱えた同円の文学者として三人を結びます。
開催日 4月3日(水)13:30~15:00 (開場予定 13:15)
会 場 調布市文化会館たづくり 9階研修室 当日先着48名 入場無料
講 師 持田 叙子 (もちだ のぶこ)氏 近代文学研究者 三田文学理事
アカデミー愛とぴあでは、新たなサークルを開設します。
今回、会員募集を兼ねて、第一回目は入場無料の公開講座とします。
お願い:当日の状況により、開場時間が前後、または整理券配布等もありますのでご了承ください。
天候等で催しを変更、中止することがあります。
最新の情報は、下記にお問い合わせください。
問合せ:調布市立図書館 読書推進室、アカデミー愛とぴあ
☎(042)441-6328 (受付時間:9時~16時)
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